ネット上でここだけ!大学で学ぶ心理学~社会的認知について~

大学の心理学

こんにちは。roroです。今回の記事は僕が大学で学んだことのアウトプット記事です。この記事を読んでいただければ大学で心理学を専攻することでまなべるような専門的な心理学を学ぶことができます。この記事は大学レベルの心理学ということでやはり難易度は高めなのですが心理学専攻の僕が限りなく簡単にまとめました。この記事は人間関係などにも密接にかかわってくる記事となっています。目次から興味のある分野だけ読んでいただいてもある程度理解できますのでぜひ大学レベルの普段味わえない心理学の世界に触れてみてください。

この記事を読むことで

  • 大学の心理学がどのようなものなのかを知れる
  • 大学の心理学を学ぶことができる

大学レベルの心理学 「社会的認知」について

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社会的認知とは?

まずは社会的認知について説明します。社会的認知とは他者や集団などの社会的環境を人間はどのようにして認識しているのか、ということです。そしてこの社会的認知において今回は「対人認知」、「対人関係の認知」、「集団の認知」の三つにおいて考えていきます。

対人認知について

暗黙裡の性格観

人間はある程度見た目で他者の性格や特性を予想しています。そしてその想定された性格からさらに派生してその人の性格、特性を予想すると言われています。

(例) 眼鏡、猫背、やせ型→ 内向的 →おとなしい、まじめ、陰気、仕事に熱心…

上の例を見ての通り、見た目から予測されるのは「内向的」であることだけですよね。ですが「内向的」である特徴からさらにより多くの性格、特徴を予測するのです。ということは私たちは性格別で、その人の持つ特徴をパターン化していると言えます(例:外向的=心が広い、親しみやすい)このような性格と特徴の間で「こんな人はこんな特徴がある!」という私たちの信念を「暗黙裡の性格観」というのです。

そしてもちろん暗黙裡の性格観は性格と別の性格によるものだけではありません。もちろん相貌―性格所属集団―性格間でも同様に言えます。前者は先ほど言ったようなものですね。見た目から性格を予測するのです。そして後者ではその人の所属集団から性格を予測します。(例:野球部→集団行動を重んじる等)

印象形成について

そしてもちろん私たちは見た目だけで全ての性格を予測するのではありません。他者の言動を順番に処理してその人の性格を予測していきます。(例:あの先生は常に生徒を「君」と呼ぶ→生徒の名前を覚える気がない薄情な先生)このような順を追って性格を知ることを「印象形成」と言います。またこの例でいうと「薄情な」という性格はその人の性格を予測する際にかなり大きな材料になりますよね。他には「暖かい」であったり逆に「冷たい」などもほかの性格を予測するにあたって中心となる性格ですよね。暗黙裡の性格観によって性格を予測する以上、どうしてもこのような中心となる性格が重要な手掛かりとなってしまうのです。この重要な手掛かりとなる性格を「中心特性」といいます。

行動の因果関係について

行動とその原因の因果関係からもその人はどんな人なのかということが予測されます。そして、その行動に至る原因が複数である場合私たちは複雑にその人をとらえるのです。難しいので例を挙げつつ説明していきます。

割引原理

ある女性が結婚観について語っています。彼女は結婚に最も必要な要素は」と「財産であると言います。そこで問題です。もしその両方を満たすパートナーを発見しその人と結婚できれば何も言うことはありませんね(ケースXとします)。もし財産」は満たしてないけど「」は満たしている人と結婚したとします(ケースY)。そうすると不思議なことに私たちは「Yの結婚よりもXの結婚は愛への重要度が低い」と無意識のうちに感じてしまうのです。このように要因二つを満たした行動ではそのうち一つしか満たされずに行動したときに比べてその要因における重要度が低くなることを「割引原理」と言います。

割増原理

先ほどは行動の原因と行動の原因の組み合わせで考えましたが次は行動抑制の原因で考えてみましょう。ある女性が愛している人と結婚するにあたって、周囲の同意のうえで結婚した場合周囲は反対しており、それを押し切って結婚した場合、どちらのほうが愛が深いと感じますか?周囲の同意の違いだけなのに、後者のほうが愛が深いと感じてしまいますよね。これを「割増原理」といいます。

このように人は様々な情報をもとに他者を認知しているのです。これらをさらにかみ砕いていき、派生させた知識が一般の人々に「心理学」としてもたらされているのです。

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対人関係の認知について

好き―嫌いの関係について

人は「彼は私に好意を持っているだろう」、「あいつはきっと僕のことが嫌いだ」といったことを考えてしまう生き物です。その推定については非常に正確性、相互性、適合性が高いという研究結果が出ています。(Tagiuri et al 1953) 正確性に関しては偶然以上に一致しており、自分の相手への好悪の程度と相手の自分への好悪の程度も一致する傾向があり、相互性も高いと言えます。

それ以上に高い一致を見せたのが適合性です。先ほどとは逆で相手の自分に対する好悪の程度に合わせて自分の好悪の程度も一致するというものです。これがあるからこそ「好かれるためにはこちらが好意を示さなければならない」と言われるゆえんですね。私たちも知らず知らずのうちに相手からの好悪に合わせて他人の好悪も決めてしまっているのです。もしかしたら「返報性の原理」に関わっているのかもしれませんね!「相手が自分に好意を抱いているから私も抱くべきだ」といった感情が働いているのかもしれません。返報性の原理についてはこの記事で詳しく説明解説しているので良ければどうぞ!

態度変容について

態度変容とは物事に対する捉え方や行動の仕方が変わることを言います。また社会心理学では人に働きかけて行動を促すことも態度変容に関わっているとされています。ここで態度変容に有効だとされているテクニックと共に態度変容について解説していきます。

フット・イン・ザ・ドア技法

聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。これはフリードマンとフレーザー(1966)の実験によって編み出された技法であり「人は程度の低いお願いをされてから徐々にハードルを上げていくと最初に言えばハードルが高く、断られるようなお願いも聞き入れてしまう」というものです。例を挙げて説明していきます。

例えばあなたが父親に車の運転スピードを落とすように言うようにします。しかし父は「スピードちょっと上げても事故らねえよ!」と言い頑固者でせっかちなので聞き入れてくれません。こういう時にこの技法を使います。最初は「法定速度を守って運転します」と書かれたステッカーを車に貼らせます。これは貼るだけなので簡単です。次にスピード出しすぎによる事故の法的措置のための署名などに参加させたとします。これも名前を書くだけなので簡単です。このようなスピードに関する簡単なお願いをすることによって、再度スピードを落とすように言うとお願いを聞き入れてくれるようになります。

これは簡単なお願いを聞いてくるうちに法定速度を守ることに対して「関わり」を持つことができるからです。やはり人間は自分にかかわりのない物には関心を示さないのです。よって「スピード違反に関わりはない」と感じてしまっていた父は法定速度を守ることはなかったのです。ですがスピードに関する様々な簡単なお願いごとを聞いていく中で父の中で関わりが発生してメインのお願いを聞き入れるようになったということです。

相手にかかわりを持たせるということに関しては人を説得する際にとても有効なテクニックです。お願いと相手との関係を明確にしつつ、場合によってはフット・イン・ザ・ドア技法を用いてはいかがでしょうか。

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集団の認知

最後に集団の認知について解説していきます。ここでは集団のイメージ(例:○〇大学にはイケメンが多い!)がどのようにして形成されていくかを説明します。

極端な特徴を持つ成員

本来、集団の中のメンバーが共通して持っている特徴が集団イメージにつながると考えられますが、極端な特徴を持つメンバーがその所属団体のイメージを大きく左右するということが知られています。例えば現代で当てはめられるのは世見の知的障害者に対する犯罪イメージです。

実際障害者における犯罪率というのは決して突出して大きくはないのですが、一般人以上に高いのではないかと世間では考えられています。これは偏見どころでは済まされず、完全な差別だと僕は考えているのですがこれにはからくりがあります。多くの人は知的障害を患っている人と接することは少ないと思います。そこで知的障害者が起こした事件などをニュースで目撃しますよね。この犯罪者は障害を患っている人の中のひとりに過ぎません。なのに人々は「知的障害者は何をしでかすかわからない」と障害者全体に対するイメージを持ってしまうのです。

この課題は一刻も早く解決絵せねばならないのですが裏側にはなんとも不条理な人間の性質があったのです。

内集団と外集団

自分が所属している集団を「内集団」自分が所属している集団から見て外部の集団を「外集団」といいます。人間は内集団の中では多様性を認識して認める性質があるのですが、外集団はメンバー全員が同質のものであるとみなす性質があります。だからこそ「学歴」というものは力を持つのです。有名大学卒だからとはいえ全員が全員有能であるわけではないですよね。それは同じ大学を卒業した人たち、あるいは在学生が一番良くわかっているはずです。なぜならそれは内集団であり、多様性を認識できるからです。でも世見に出てみれば最近は見直されてきているもののやはり有能であるという評価を最初は得られます。これは人々にとって外集団であるその大学を「そこの学生が優秀だ」と言う同質性で捉えてしまっているからです。この外集団のメンバーを同質であると考えてしまうことを「外集団の同質性バイアス」といいます。自分が所属していない集団について考えるときは自分の数倍も多様なメンバーが居ると考えておくといいでしょう。

いかがでしたか?個人、人間関係、集団の認知について取り上げましたがこれらをさらに噛み砕いて派生させたものが今、世に「心理学のテクニック」として広まっているのです。あなたももしよければ今日の記事を応用してみてはいかがでしょうか。

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