ネットでここだけ!大学で学ぶ心理学の内容を公開!【感情・動機づけ編】

大学の心理学

こんにちはroroです。今回の記事は大学で学ぶ心理学の内容を公開ということで僕のアウトプット回です。大学で学ぶ心理学の内容となっていますので「大学の心理学の内容ってどんなんなんだろ?」と思っている学生や大学で心理学を学べばよかったと思っている方に読んでいただけたらなぁと思っています。もちろん、僕がわかりやすくかみ砕いて解説していくので、素人の方でも分かりやすい内容になっています。

今回は感情・動機づけについて解説していきます。「感情」と言われると心理学感があっていいですよね。楽しくご覧いただけるかと思います。「動機づけ」とは感情の機能の一つになります。あとで全て説明していきます。

この記事を読むことで

  • 大学の心理学の内容を知れる
  • 大学の専門的な心理学が学べる
  • 人間の感情の原理、動機づけのされ方を知れる

大学で学ぶ心理学【感情・動機づけ】

人間の心の機能に関して、大きな三つの要素は知・情・意と言われています。その中の情は感情のことです。ちなみに知(知能)、意(意思)は今や明らかにAIに取り込むことができていますが、やはり感情だけはまだまだ明らかに取り入れられていないと思われます。それほど人間特有のものであるのです。

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感情三つの側面

感情には主に三つの側面があるとされていますがその三つを中心として解説していきたいと思います。

主観的感情体験

もちろん感情は主観的です。そして感情に揺さぶられて行動を起こしますよね。何らかの影響が及んでいます。これは人間以外にも反応が見られますが、人間特有の要素として「言語による記述」を行うということです。感情そのものを表す言語を「主観言語」、感情による行動を表すの言語を「行動言語」、その行動の結果や目的を表して言語化したものを「機能言語」といいます(例:主観言語→怒り 行動言語→攻撃 機能言語→破壊)。このおかげで僕たちは他人の感情をある程度知ることができますし、理解できるのです。

そして8種類の基本的情動があります。そこでプルチック(1981)は情動の立体モデルは提案した。これがこちらです。

プルチックの情動立体モデル
プルチックの情動立体モデル
引用( http://www.2px.jp/psycho/b8.htm )

これは対極的な主観的感情が対立した場所に配置されており、逆に類似している感情は隣り合わせ置かれています。また下に行くほど感情が弱くなっていることが分かるかと思います。

また立体だけでなく平面的にもプルチック(1981)は平面的にも表しており、それがこちらです。対極の感情が混同しているときに葛藤が生まれると言われています。

プルチックの感情の環
プルチックの感情の環
引用(https://ja.wikipedia.org/wiki/ )

生理的興奮

人間は恐怖を感じると冷や汗をかいたりするなど感情と生理的興奮と結びついているのです。これは主に感情に直接関係する中枢神経と末梢神経の働きにより生じます。ちなみに感情を反映する生理的興奮は心拍数、血圧、血流量、発汗、皮膚温度、呼吸の深浅と速さなどがあります。

感情表出行動

感情が行動面に様々な影響を及ぼします。例えば表情や姿勢などです。実際、今この世にある俗に言う「心理学テクニック」というものはこの感情表出行動を生かしたものです。またこの感情表出行動は文化に関わらず全世界共通事項であると言われています。表情においてはエクマンとフリーセン(1971)の実験を紹介します。アメリカ、ブラジル、チリ、アルゼンチン、日本の五か国の学生にある6種類の表情の顔写真を見せました。そしてそれぞれの顔から読み取れる幸福、嫌悪、驚き、悲しみ、怒り、恐れの感情を当てはめてもらいました。すると表情から読み取る感情はこの五か国で共通であったと言います。

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感情と認知

認知心理学が発達し、感情が認知に大きくかかわることが知られました。この章では認知・記憶において感情が大きく影響があるということを解説していきます。

気分状態依存効果

覚えたときの気分と思いだそうとするときの気分が一致しているとき、不一致の時より思い出しやすいという現象を「気分状態依存効果」といいます。バウアーら(1978)の実験によって明らかになった。被験者は単語を記憶するのですが、一方には催眠法で楽しい気分で、もう一方は悲しい気分で記憶してもらった。そして思い出す作業(テスト)の際、記憶の際と一致した気分のほうがより高得点になったと言われています。逆に一致していないときはテストの成績が悪かったと言います。これは記憶するときの気分、思い出すときの気分は記憶や思い出す際に大きな影響が与えられるということを示しています。

気分一致効果

覚える時や思い出すときの気分と、その覚えたり思い出したりすることに対する感情が一致している場合、不一致の時と比べて覚えやすく、思い出しやすいのです。これを「気分一致効果」といいます。気分状態依存効果と同じような実験が、バウアーとコーエン(1982)によってなされています。被験者は催眠によって楽しい、あるいは悲しい気分に誘導されます。そこで楽しい、愉快な物語を読んでもらうのです。その物語には愉快な人生を歩む人物と、悲痛な人生を歩む人物が登場しています。そこで後日再度その物語の説明をさせた時、楽しい気分で読んだ被験者のほうは愉快な登場人物を、悲しい気分で読んだ被験者は悲痛な人生の人物のことをより詳しく思い出したのです。

印象形成

その時の気分に応じて他者に対する印象が変わってくると言います。例を挙げます。あなたが何か楽しい気分にある時に元気で声の大きい人と初対面で話したとします。するとあなたはきっと「元気な人だなあ」と、いい印象を持つと思います。ですが、何かに対してイライラしていたり、悲しい気分だったりすると「うるさいやつだなあ」と悪い印象を持つかと思います。このようにその時の気分で印象は変わってくるので、初対面の人と会う時は細心の注意を払うべきです。せっかくいい人を自分の気分の悪さが故に、悪い印象で覚えてしまうと非常に勿体ないですからね。

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動機づけについて

動機とは生物に行動を起こさせ、意図する目標に向かわせることを言います。

欲求に基づく動機づけ

生理的動機づけ

1番単純なものが生理的動機づけです。食欲や、睡眠欲、その他にも恒常性の欲求など、生得的で生きていくのに必要な欲求によって行動が引き起こされる欲求のことを「生理的動機づけ」といいます。もちろん全ての生き物に当てはまる動機づけであることが分かるでしょう。

社会的動機づけ

生理的動機づけとは異なり、これは人間独特のものであると言えるでしょう。人間は社会の中で生き、他者と関わりを持つため、常に他者との関わり方に対する欲求があります。例を挙げるとすれば人と友好関係を持ちたいという親和欲求などです。このような欲求に基づく動機づけを「社会的動機づけ」と言います。

また、マズローはこれらの2つの動機を含めて、動機を階層性があることを見出しました。これこそ有名な「マズローの欲求階層説」です。公民や現代社会の授業で聞いたことがある方もいるかもしれません。

認知に基づく動機づけ

人間の認知に基づいて動機づけがもたらされると考える理論です。主に3つの動機づけに分けられるので紹介して行きます。

内発的動機づけ

報酬などとは無関係に行動自体が目的化している動機づけを「内発的動機づけ」といいます。逆に報酬のための行動の動機づけを「外発的動機づけ」といいます。

内発的動機づけは基本的には先程のマズローの欲求階層説のなかで最も頂点にある「達成・自己実現」の動機に当てはまります。他のものはなんらかの報酬というか、リターンがありますよね。それと違い、自己実現に関しては特に外から報酬は与えられません。

内発的動機づけによる行動は基本的に外界からの要因で辞めることは無いです。教育現場では「成績アップ」や「親からのお小遣い」のために勉強をしている人は多くいますが、そこ人達はいずれ勉強しなくなるということは目に見えますよね。これは内発的動機づけによるものではなく外発的動機づけによる学習だからです。また内発的動機づけには「知的好奇心」と「有能さ(自分で意思決定をしたいという欲求)」によってもたらされます。小さい子が一見なんでもない物に興味を持ち、考えるのは知的好奇心によって内発的動機づけが起きているからと言えるでしょう!

原因帰属による動機づけ

人間は何かの結果があると原因に思いをめぐらせます。成功、あるいは失敗の原因に対して思いをめぐらせることを「成功・失敗の原因帰属」と言われており、それを基に動機づけはなされるのです。この原因帰属には原因所在(自分に原因があるのか、それ以外のものに原因があるのか)、原因の安定性(努力が一定であるか)、原因の統制可能性(自分でコントロールできるか)の三つがあります。原因が自分にあり、不安定な努力をしていて、自分でコントロールできるのなら動機づけは高い状態で維持できます(例:自分の勉強不足、しっかり勉強すれば点が取れるがそうでなければとれない、勉強時間は自分でコントロール可)。逆であるともちろん動機付けが弱くなります。

自己効力による動機づけ

人は達成可能であると思われるものにしか基本的に行動を起こしません。これを「自己効力による動機づけ」といいます。例えばあなたが今から「一か月以内にプロアスリートになってください」と言われたらその人の境遇次第では不可能ではないにせよ、大多数の人からすれば不可能でやる気なんて起こらないですよね。それが「一か月以内にスポーツウェアを買って運動しましょう」と言われると行動しやすいですし前向きになれますよね。このように自分の行動が結果に結びつくという感覚がないと動機づけが起こらないのです。

いかがでしたでしょうか。大学の心理学の内容は一見地味ではありますが、世にある心理テクニックは全てこのような所から出ていると言っても過言ではありません。僕の記事で大学の心理学に少しでも興味を持ち、大学の心理学の世界に少しでも触れていただければこの上ない喜びです。

参考:
Bower, G. H. & Cohen, P. R. 1982 Emotional influences in memory and thinking
Bower, G. H. , Monteiro, K. P & Gilligan, S. G. 1978 Emotional mood as a context for learning recall
Ekman, P & Friesen, W. V. 1971 Constants across cultures in the face and emotion
Plutchik, R. 1981 A circumplex model for interpersonal personality traits
Maslow, A 1954 Motivation and personality

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