「ファクトフルネス」とは?内容とともに気になるニュースで実践してみた!

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大ベストセラー!『ファクトフルネス』を徹底解説・実践例を紹介!【データで正しく世界を見る】

早速ですが皆さんは『ファクトフルネス』という著書をご存知でしょうか?

TEDトークにも出演したハンス・ロスリング氏の名著であり、あのビルゲイツが大絶賛し、大卒の希望者全員にプレゼントまでした書籍です。

この本は「世界を正しく見る」ということをテーマにしています。実は僕たちの世界の見方はあまりにもドラマティックで、大げさで、そして悲観的なのです。

今回はこの本の簡単な内容を紹介するとともに、実際に僕たちがわかりやすい事例を交えて紹介していこうと思います。

この記事を読むことで

  • 正しく世界を見ることができるようになる
  • データの見方がわかる
  • 『ファクトフルネス』を読んでみたくなる

名著『ファクトフルネス』とは?内容とともに身近なニュースに応用してみた!

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僕たちは圧倒的に知識不足である

僕たちは現在、簡単に正しい情報を手にすることができます。国家機関のHPに行けば正確かつ、詳細な情報をいつでも知ることができます。世界のことを調べたければ、国連のHPやCNNのHPを訪れれば多くの情報が手に入ります。

それが英語で書かれていても大丈夫。Googleが日本語に翻訳してくれます。

こんな世の中なのに私たちは圧倒的に知識不足であるというと、著者のロスリング氏は言います。そしてこれは政府の重役など、世間では「有識者」と言われている人も同じです。

私たちは現実以上にこの世界をドラマティックに、悲観的に見ています。

その理由となる私たち人間の本能をさらっと紹介したいと思います。

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僕たちの知識不足を招く10個の人間の本能

私たちは10個の本能のせいで世界を必要以上にドラマティックに、悲観的に見ています。その本能を解説していきます。

分断本能

私たち人間は、物事を2極化する癖があるそうです。

全世界人口の中でどれほどの割合の人が「発展途上国」と言われる国で暮らしているのか?

皆さんも読み進める前に一度想像してみてください。

答えを予想しましたか?あなたはきっと多く見積もりすぎているはずです。
答えは世界の全人口のたった6%です。現在13カ国が発展途上国として見なされています。きっと戸籍登録されていないような人々を含めてもあなたが想像したほどの数字にはならないはずです。

どうして多くの人が多く見積もってしまうのか?これは世界を「先進国」と「途上国」の2極化してしまっているからです。実は世界の多くの人がどちらにも属さない中間の国で生活を営んでいるのです。

頂点に近いものと底辺に近いものが強調されるあまり、実は中間に属するものが最も多いことを忘れてしまうのです。

ネガティブ本能

人間はどうやらネガティブに物事を判断してしまうそうです。

立て続けに大きな強盗事件が起きたとします。あなたはどう思いますか?

その時は「最近の日本は犯罪ばかりで物騒だ」と感じたりするのではないでしょうか。

しかし蓋を開けてみれば、数年前に比べてセキュリティサービスは大きく向上していたり、警察の動きはより良いものになっていたりするのです。

悪い」と「よくなっている」は共存しているのです。ただ「悪い」ことがニュースになったりして目立つだけ。

そして「昔は良かった」と過去を美化する傾向もあります。もっと現代に誇りを持っていきるべきでしょう。

もし迷ったらデータを見てみればいい。そこに答えは書いてあります。

直線本能

人間はグラフがあるとそのまま直線的に伸びたり、落ちたりするだろうといった予測をしてしまうそうです。

代表的なものは人口問題。現在、世界の人口は順調に増え続けています。皆さんはこのまま人口がひたすら増え続けると思っていませんか?それは全くの間違いです。

どんどん生活が豊かになり、子供が確実に大人になるまで育つので近年女性一人当たりの出産数は減少傾向にあります。高齢者が増えていくことを仮定してもこれから生まれてくる人間の数はどんどん減少傾向になるのです。いつか頭打ちになり横ばいになることが想像つくかと思います。

女性の出生率などのデータを見比べていくとこの直線本能がどれだけ信用のないものかがわかります。またデータは直線だけではありませんS字カーブを描いたり、滑り台のような形をしたり…様々です。

「このままいけば…になってしまう!」という発想はあまりにも短絡的ということですね。

恐怖本能

先述のネガティブ本能とよく似ています。人間は怖いものには目が行きやすいのです。生存本能がそうさせるのでしょうか。

何か恐ろしい事件を見てしまった時、まずはデータを見てみましょう。火事が怖いなら火事件数や被害者数、強盗が怖いのなら強盗の数、そして検挙率…

危険率(リスク)はそれが起こる頻度と、質で決まってきます。ただただ「怖い」だけのものにいちいち怖がっていてはキリがありません。頻度と質を見た上で危険だと判断したものにだけ恐怖心を持ち、警戒するようにしましょう。

過大視本能

人間は物事を過大視する傾向があります。これはネガティブ本能と噛み合うことでより現実から自分を遠ざけるものになるのです。

「過少視」とも言えるでしょうが例を挙げます。

あなたは最低限の暮らしに必要なものが手に入る人間の割合は世界人口の何%だと考えますか?

予想しましたか?答えは80%です。考え方によれば90%にも登ります。

今回は少なく見積もりすぎたのではないでしょうか?
今回は生活物資の入手経路がないという人の数を過大視しているのですね。この過大視を防ぐためにデータの割合と比較を怠らないようにしましょう。これらを行うことでデータの数字がどんなものなのかがはっきりとわかるのです。

パターン化本能

世界には多様な人間がいる。みんな分かっているのです。ですが僕たちは人間あるいは物事ある程度一括りにしてしまうのです。

実際に認知心理学の領域では、人間は自分の所属している集団内の個々の差異は認めても、他集団内の個々の差異は認識しない傾向があることが研究で明らかになっています。

この本能を抑えるには、分類を疑うことです。同じ集団、物事の中にも違いはあります。例えば東大生の中にも高い志を持つもの、持って生まれた才能で惰性で入った者、どちらにも属さない人、様々でしょう。

そして違う集団、物事同士の共通点も探してみましょう。簡単な例でいうと運動と勉強ですね。やることは全く異なりますが、成長には「考える」という作業が必要不可欠です。

わかりやすいように超簡単な例を挙げましたが、このように既存のパターンを疑い、再考することが現実を正しく見るには大切なのです。

宿命本能

僕たちは人間ないしは国家の体制、価値観は変わらないだろうという考えをしてしまいます。

僕たちは緩やかな変化を察知できていないだけです。実際に女性軽視をしてきた日本でも明治維新から少しずつ女性の権利は獲得されていきましたし、つい最近まで外国人を嫌う人もいたにも関わらず、今は外国人をビジネス、事業のターゲットにしよういう考えに至っています。

「気がつけば」そうなっていましたよね?人間の考え方や体制は常に緩やかに変化を続けているのです。この本能を抑えるためには常に新しい知識をアップロードしていく必要があり、物事の小さな進歩を追いかける癖をつければいいのです。

単純化本能

物事を一つの考え方や視点に固執して考えてしまうことです。

例えば「資本主義」だからと言って、すべてのサービスを最大限に民営化しても国は成り立たないですよね。

税金を徴収し、国民全員に健康保険に入ってもらい、健康を維持してもらい働いてもらうことで結果的に国全体の利益が出るのです。

資本主義に偏りすぎるとこのバランスが崩れてしまいます。時には小さな社会主義を取り入れる必要があるのです。

資本主義というシステムに乗っかっているだけでなく、僕たちがよりよく生きられるようにシステムを複雑化していく必要があるのです。

常に物事に対して多様な視点を持ち、複数の解決策を持って検討するようにしましょう。

犯人捜し本能

人間はすぐに誰かのせいにして、その犯人を特定しようとしてしまいます。

例えば貧困で苦しむ人がいると分かればすぐに「富裕層がお金を独占しているからだ!」といったことを言う人がいます(実際はそのような方も多くの税金を払って貧しい人に分配しているのですが)。

それも一因かもしれませんがもっと原因はありますよね。体制、法律、システム…

逆にそれらのおかげで社会が機能していたのならその功績をもっと認めるべきです。

原因の探求は途方もなく難しいことですがそれを放棄してしまっては正しく世界を見ることなどできません。責任を押し付けるくせを捨てようとすることが大事なのです。

焦り本能

これは身近なところにも危険性が隠れています。「今だけ!」「期間限定!」に弱い方も多いのではないでしょうか?

「今すぐ対策しないと!」と考えたら、一旦一呼吸おくべきです。人は焦っていると思いがけないミスを犯してしまうことが多々あります。

冷静にデータを分析して(「直線本能、恐怖本能」で紹介したように比較と割合を重視しましょう)、その上で対策を練るべきです。そして巷で流れる予測に対してはこれまでのその予測の的中率を見た上で、参考にするようにしましょう!


ここまで超シンプルかつ簡単に真実を歪めて見てしまう人間の10個の本能について説明してきました。

ここからは僕が最近のニュースとデータをもとに「ファクトフルネス」を実践した実践例を紹介していきます!

「理解はしたけど、実践方法がわからない…」、「具体的にファクトフルネスというのはなんなのかイメージしにくい!」という方は超必見です!

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ファクトフルネスを気になるニュースで実践してみた!(データを重視することがカギ!)

2019年、5月、滋賀県大津市で車が登園中の幼稚園児の列に突っ込み、二人の園児が亡くなるというこの上なく悲劇的な事故が起きました。それ以前にも、兵庫県神戸市でバスが暴走し8人が死傷するなど、この記事を書く少し前から交通事故が多発しています。

そして両親から「最近交通事故増えてきているから(歩行者として)気をつけてね」という言葉をかけられています。

ここで一つ疑いをかけます。「本当に最近交通事故が多いのだろうか?」この疑問に後押しされ、僕はファクトフルネスを実践しました。

まずは何よりデータが必要。そこで交通事故に関するデータを調べてみました。

交通事故総合分析センターによると2018年の交通事故件数は約43万件。死亡事故件数が3449件でした。

ここではまだこのデータがいいのか悪いのか分かりません。そこで「データの比較」を行います。

2017年の交通事故件数は約47万件、うち死亡事故件数は3630件です。

ここで2018年は2017年に比べて改善されていることが明らかになりました。数字上ですが、交通事故に巻き込まれる可能性は減っているのです。

でもたまたまではないのか?そこで次にこのようなグラフを見てみました。

上は1948年からの交通事故件数の推移、下は交通事故の死者数の推移です。これを見れば実際、件数が明らかに減ってきていることが一目瞭然ですね。車の自動制御技術の発展や医学の発展、警察をはじめとする交通安全運動の成果が表れているのだと感じました。

このようにデータを比較することで「最近交通事故が増えている」という誤った認識から脱することができたのです。むしろ多大なる努力の成果が現れてきていることを実感し、将来に希望を持つことすらもできました。

超簡単なものですがこれにより「恐怖本能」や「過大視本能」を抑え込むことができ、ファクトフルネスが実践できたのではないかと感じています。

この方法はもっと様々な場面、特に仕事の場面で活用できるのではないでしょうか。データを正確に見ることで「現実を正確に見る。そうすることで過大解決への大きな一歩を踏み出せるのはないでしょうか。

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まとめ

いかがでしたか?この記事はもちろんファクトフルネスを簡単かつシンプルに解説し、簡単な実践例を挙げたにすぎません。ですがこれを意識するだけでも、現実を正しく見る力は上がるのではないでしょうか。

まずは「ファクトフルネス初級」だと思って今回紹介した内容を理解した上で、実生活の中で実践していただければと思います。

ファクトフルネス中級以上の力を手に入れ、仕事などの場で大きな成果を上げたい方は、『ファクトフルネス』を実際に読んでみることを強くお勧めします。一見分厚く、難しそうですが本当に簡略な文章で書かれており、なにより実践しやすく、とても密度の濃い文章になっておりますのでぜひ!!!

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