「行動経済学」を超わかりやすく解説する【どんな学問?活用例は?】

心理学

行動経済学ってよく聞くけど一体何?
普通の経済学と何か違うの?

本記事では「行動経済学」についてあまりよく知らない人・知りたい人に向けて、どこの説明よりもわかりやすく解説しています。

僕自身、大学で心理学を勉強しながら、経済学部の授業を取り、その上で独学を重ねました。
そこで経済学や行動心理学などに疎い方でもわかりやすく解説していきます。

こんな人に読んでほしい
  • 行動経済学が何かよくわからない人
  • 行動経済学への解釈が曖昧な人
  • マーケティングに興味がある人

    「行動経済学」を超わかりやすく解説する
    【どんな学問?活用例は?】

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    「行動経済学」って何?

    行動経済学とはざっくり言うと「人間が非論理的・非合理的な決断をする可能性を考慮した経済学」です。

    とはいえ、この説明だとあまりイメージができないと思うのでここから詳しく解説していきます。

    普通の「経済学」は?

    普通の経済学というのは基本的に「人間が完全に論理的かつ合理的な判断を下す」ということを前提としています。

    例として下記の2つの文を見てください。

    1 この手術では90%の確率で後遺症などなく、全快することができます。

    2 この手術では10%の確率で後遺症が残る可能性があります。

    ※手術をしなければ、毎日、点滴での薬物投与と食事制限が必要になります

    どちらも同じことを言っていますね。

    普通の経済学ではどちらの質問をしても、「人間の意思決定は変わらない」という予測を立てます。

    「行動経済学」なら?

    しかし、行動経済学なら予測は大きく異なってきます。

    人間は大きく、リスクを回避したい「リスク回避型」とリスクを比較的小さく捉える「リスク選好型」の2通りにわけられます。

    さらに、ネガティブな情報を印象強く受ける性質があったり、状況によって判断が変わったり…

    多くの要因やコンピュータなどではあり得ない、人間なら誰しもする、非論理的・非合理的な判断をすることを視野に入れています。

    そのため、実際に人間の意思決定や購買傾向を捉える際には行動経済学を用いた方がいいとされ、注目が集まっています。

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    行動経済学でよく聞く、「Nudge(ナッジ)」って何?

    行動経済学と一緒に「Nudge(ナッジ)」というワードもよく聞くのではないでしょうか?

    ナッジとは「肘で軽くつつく」という意味があるとされています。

    肘で軽くつつくように、無意識のうちに人を合理的な判断をするように誘導することをナッジといいます。

    行動経済学では様々な人間の意思決定のプロセスや動機を考慮したうえで、人の行動を予測します。
    それを利用して、無意識のうちに人が合理的な意思決定をできるように誘導するのです。

    これはあくまで「押し付け」ではなく、実際に判断するのは本人です。
    なので反発などがなく、人の行動を誘導するには最適の方法と言えるでしょう。

    とはいえ、これだけだとわかりにくいと思いますので、次の章では実践例を紹介していきます。

    ※ナッジと一緒に聞く「スラッジ」って何?

    ナッジと対極にあるのが「スラッジ」です。

    ナッジが無意識のうちに合理的な判断を下せるように誘導することに対して、非合理的な判断を下すように誘導することをスラッジと言います。

    元の価格が15,000円にもかかわらず、21,000円に引きあげた上で6,000円オフの広告を出し、お得感を出すといった商法もスラッジの一つです。

    下の広告にすれば、同じものでも買う人が増える!

    元値が15,000円だったら買わないものでも、元値が21,000円で値引きされていたら同じものであっても買ってしまうこともあります。

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    日常に隠れたナッジの実践例!

    実は様々な場所でナッジが実践されています。
    ここでナッジの実践例を紹介していきます。

    カフェテリアのフードの配置

    カフェテリアとは外国の食堂のことをいいます。日本の食堂と同様に好きな食べ物をとっていく形式です。

    この食べ物の配置を変えるだけで最大25%もおかずの消費量を増減させることができるのです。

    この配置の効果を利用して、データを取り、できるだけ体にいいものを摂ってもらうように配置する。

    そうすると、お客さんは無意識のうちに合理的判断(体にいいものを摂ること)をしやすくなります。

    この理論はコンビニなど、僕たちが利用するお店でも使われています。
    雨の日になると、入り口で傘を売る、興味が湧きやすい雑誌類は見やすい高さに設置する…

    このようにナッジは商売において様々なところで見ることができます。

    トイレの注意書き

    トイレにこんな張り紙を見たことはありませんか?

    「いつもきれいにご利用いただきありがとうございます」

    この張り紙の言葉もナッジの一種なのです。

    人間は、他人大勢がしている行動や判断をする性質があります。

    「トイレを汚さないでください」

    という警告以上に「みんな綺麗に使ってくれています」というメッセージの方がトイレを綺麗に使おうとするのです。

    同じことをして欲しくてもナッジをかければ、より効果的に警告やメッセージを受け入れてくれるのです。

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    行動経済学を勉強したいなら!

    行動経済学は、実生活やビジネスに応用しやすい上に、学びやすい学問の一つであることは間違いありません。

    少しでも行動経済学を興味を持った方は、ぜひ2017年にノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー氏の『実践 行動経済学』を読むことをオススメします。

    より詳しく、広範囲における行動経済学を学ぶことができます。

    分厚い本は読むのがしんどいなあ…

    そんな方はこちらの『行動経済学の使い方』をオススメします。

    文庫版で薄く、そして行動経済学の活用例を交えてわかりやすく書いてあるので、お手軽に学ぶことができるはずです

    ぜひ、行動経済学の世界に足を踏み入れてみてください。仕事や日常で生きること間違いなしです。

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